ホットフラッシュ──更年期女性に多い不快な症状
どんな症状か
ホットフラッシュとは、突然顔や上半身が熱くなるような「ほてり」や「のぼせ」、大量の発汗を伴う症状を指します。
更年期女性に多く見られ、日本人女性の約6〜7割が経験するといわれています。
発作は数十秒から数分で治まることが多いですが、頻繁に起こると睡眠障害や日常生活の質を大きく下げる原因となります。
主な原因
- 女性ホルモン(エストロゲン)の急激な低下による自律神経の乱れ
- 精神的ストレスや不安
- 睡眠不足や疲労
- アルコール、カフェイン、辛い食べ物などの刺激物
主な症状
- 顔や首の急なほてり
- 上半身ののぼせ
- 大量の発汗(特に夜間に多い)
- 動悸やめまいを伴うこともある
- 睡眠障害(寝汗による中途覚醒)
今できる対処法・予防法
- 規則正しい生活リズムを整える
- 適度な運動(ウォーキングやストレッチ)で自律神経を安定させる
- アルコール・カフェイン・辛い食べ物を控える
- 室温・衣服の調整で快適に過ごす
- 深呼吸やヨガなどリラクゼーション法を取り入れる
受診の目安・治療法
症状が軽い場合は生活習慣の工夫で改善しますが、頻繁に起こり生活に支障がある場合は婦人科を受診してください。
治療法としては:
- ホルモン補充療法(HRT):エストロゲンを補うことで症状を和らげる
- 漢方薬:加味逍遥散、桂枝茯苓丸など体質に応じて処方
- 自律神経調整薬・抗うつ薬:強い不安や睡眠障害がある場合に使用されることもある
まとめ・アドバイス
ホットフラッシュは更年期に多く見られる症状ですが、放置せずに対策することで日常生活の快適さを保つことができます。
名古屋市内にも更年期外来を設ける医療機関があり、相談できる環境が整っています。
「年齢のせい」と我慢せず、つらいと感じたら医療機関に相談することが、心と体を守る第一歩です。
監修者
武藤 先生






