早発閉経(早発卵巣不全)──40歳未満で閉経が訪れる状態

どんな状態か

早発閉経(早発卵巣不全)とは、40歳未満で卵巣の機能が低下し、月経が停止してしまう状態をいいます。
通常、閉経は50歳前後に訪れますが、それよりも早く卵巣の働きが失われるのが特徴です。
自然妊娠が難しくなるだけでなく、女性ホルモンの不足により、更年期障害のような症状や骨粗しょう症、生活習慣病のリスクが高まります。

主な原因

  • 遺伝的要因
  • 自己免疫疾患
  • 染色体異常
  • 抗がん剤や放射線治療の影響
  • 原因不明(特発性)が約半数を占める

主な症状

  • 月経不順
    -40才未満で3ヶ月以上月経がこない
  • 更年期様症状(ほてり、発汗、イライラ、不眠など)
  • 骨量の低下、骨折リスク増加
  • 動脈硬化による心血管疾患のリスク増加

今できる対処法・予防法

残念ながら確実に予防する方法はありませんが、以下を心がけることが大切です。

  • 無月経が続いたら放置せず婦人科を受診
  • 栄養バランスの取れた食生活(カルシウム・ビタミンD・タンパク質)
  • 適度な運動で骨や筋肉を維持
  • 喫煙を避ける

検査方法

  • 血液検査でホルモン(エストロゲン、FSH(卵胞刺激ホルモン)、LH(黄体形成ホルモン))の値を測定
  • 染色体検査や自己抗体検査が行われることも

早発閉経に伴う症状の治療法は以下の通りです。

  • ホルモン補充療法(HRT):女性ホルモンを補うことで更年期症状や骨粗しょう症を予防
  • 生活習慣改善:骨粗しょう症や心血管疾患の予防

まとめ・アドバイス

早発閉経は珍しい病気ではなく、女性の約100人に1人の割合で起こるといわれています。
月経が3か月以上止まったら、ストレスや生活習慣のせいと思わず婦人科で検査を受けましょう。

名古屋市内の婦人科でも、ホルモン検査など、ご相談が可能です。
「若いのに更年期のような症状がある」「生理が止まってしまった」という方は、お気軽にご相談ください。

監修者
武藤 先生
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